道場破りその2

S.Aくん(広島県・小学校4年生)左投げ/左打ち

S.A君は広島県の小学校4年生、お兄さんがソフトボールをしていた影響で、1年生からチームにはいり、2年生からピッチャーをしています。今回はお父さん、お母さん、そしてキャッチャー役のお兄さんと参加しました。参加の目的はまだ4年生なので、2年後に向けて今はピッチングの基本的なメカニズムを教えてもらいたいということと、体が小さくてボールが遅いので、球速をアップしたいということです。

まずはじめにミッシェルから普段のとおり投げてみるようにと言われました。右の写真をクリックすると指導前のピッチングフォームを動画で見ることができます。ミッシェルからの指摘は、

①プレート上の足の幅が広すぎる
②踏み込む足(左投げなので右足)がまっすぐでなく1塁側に踏み込みすぎている
③リリースのとき腰を回しすぎて、肩が前に突っ込んでしまう

という3点が注意されました。
指導前のピッチングフォーム

これらの欠点を直すために、ミッシェルが指導したのはピンチングドリルです。このドリルはミッシェルが練習や試合前にウオーミングアップに行っているもので、基本的なフォームを身につけるのにとても効果的なドリルです。前脚を宙に浮かせた状態からウインドミルでキャッチャーに向かって投げます。このとき特に肩を前に出さないように注意をすること、手首のスナップを意識することが重要です。前脚はホームプレートに向かってまっすぐ踏み出し、リリースの時の腰の角度は45度に保ちます。

このピンチングドリルの練習を約30分ほど続けました。最初はまったくできなかった動作が少しづつできるようになりました。
ピンチングドリル

次にミッシェルが指導したのは、いったんXポジション(体を横にしてXの形にする)で止めて、そこから投球するというドリルです。これは最後までなかなかうまくできないようでした。

1時間以上の指導の結果、ピッチングフォームがこんなにも変わりました。指導前のフォームと見比べるとよくわかりますが、肩が前に突っ込まなくなりました。特に子どもの場合体が回りすぎて、結果肩が前に出てしまい、ボールに力が加わらないということが多いようです。
踏み出す足はまっすぐ、足の角度は45度、リリースのときの腰の角度は45度、後ろ脚は前脚のひざに引き付けるようにスライドして、4の字を描くような形でということを徹底的に教え込まれました。これが基本的な投球フォームです。
指導後のピッチングフォーム
予定外でしたが、バッティングフォームに関してもミッシェルからアドバイスがありました。

バットが遠回りしているので、もっと内側からグリップエンドをボールにぶつけるように打つ感覚でバットを出すようにという指導がありました。また、目はボールが当たるまで離さないこと、フォロースルーは両手のままで肩の周りを回すこと。ユニフォームのおなかのボタンをカメラに見立てて、ボールの写真を撮るような姿勢が良いとのことです。


ピッチングもバッティングもレッスンを受けたからといってすぐにうまくなるものではありません。家に帰ってもミッシェルのアドバイスを守ってしっかり練習してください。
バッティングフォーム指導
S.A君の感想)
ぼくは速いボールを投げたいと思っていましたが、なかなか投げることが出来ませんでした。ミッシェルに体が突っ込んでいるので肩を残すことを教えてもらいました。練習ではだいぶできるようになりましたが。試合ではまだ時々もとのフォームに戻ってしまいます。教えてもらったように投げられるように頑張ります!ミッシェルは本当にやさしく、わかりやすく、楽しく教えてくれてうれしかったです。

(お父さんの感想)
12日に日本リーグの決勝が終わったばかり、16日にはアメリカに帰国という忙しい中、私達の指導のために時間を割いてくれて感謝しています。ミッシェルのオーラに圧倒されて子どものピッチングはほとんど見ていませんでしたが、ビデオで見ると欠点が直っていてびっくりしました。教えてもらったピンチング・ドリルは毎日家で練習しています。ミッシェルのライズボールを実際に受けてみてそのすごさにビックリ!手元で急に上に浮き上がりました。左手の痛さはいい想い出になりました!これからも親子で頑張ります!
ミッシェルのライズボール
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